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想像以上の迫力と面白さに魅了された 「タウンジーの熱気球祭り」

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     11月の満月の日は各地でお祭りが繰り広げられる。中でも、シャン州タウンジーの「Dazaundain熱気球祭り」は有名なイベントで、昨年は11月20日から26日の満月の夜に繰り広げられた。昼と夜の部があり、夜は熱気球にローソクの火、花火が仕掛けられ、満月の光と競うように演出される。今年、機会があればぜひ見物に訪れてみることをお薦めする。

     祭りの一週間はタウンジーのホテルが満室となり、早めの予約か、知り合いの家に泊まるしかない。会場はタウンジー駅の近くの広場で行われる。牛や羊、鶏などの形をしたビニール製の風船の下に火の取り入れ口があり、松明の火で熱風を送り込む。空気が温められて、熱気球が空に舞い上がる単純な仕掛けだ。 中には飛び出す前に火に包まれて燃え尽きてしまう熱気球もある。参加団体が競い合っているので、打ち上げに成功するとメンバーは太鼓を叩き、踊り出す。遥か、雲の上まで飛んでいく。地上と空を舞台にした壮大な祭りの絵巻だ。

     夜の部は7時から始まった。多くの人が集まり始める。夜の部はことに人気があるようだ、既に、満月も頭上に輝いている。 熱気球の周りで光っているのは、ローソクを付けた明かりである、50人を超えるメンバーが取り巻いている。準備に一時間くらいかかるが、その間に、野球場の物売りのように、ビールやお菓子の売り子がやってくる。満月が頭上に差し掛かると、ハイライトの熱気球が現れた。気が
    付くと周囲は歩道でさえ人で埋まっている。数万人の群衆が空を見上げている様は壮観だ。

     筆者の故郷では、海上で花火を打ち上げるイベントが普通だが、頭上で花火がさく裂するこの熱気球+花火の競演は、日本の花火より数段上の迫力を感じた。
     ミャンマーの未来に栄光あれ、と祈らざるをおえない、素晴らしいイベントであった。今年、もしこの熱気球祭りを見物してみたいと考えている方は、まず宿泊施設を早めに確保すべきだろう。そして、航空機のチケット、並びに手慣れたガイドの手配も早めにしたい。外国人観光客が年々増えているからだ。

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