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ミャンマーの中のキリスト教文化に触れる

年末になると“第九を聴きに行く”人が多い。ベートーベン交響曲9番、“歓喜の歌“と言われている合唱曲だが、小中学校で習った合唱曲は今でも、時折、ふとしたことで口ずさむ。”仰げば尊し”で育った年代である。皆で歌うことは、学生紛争のあった頃に、歌声喫茶が新宿にありよく通ったことを思い出す。皆で歌うと自分の音痴な声など忘れてしまう。一人で歌うのは、カラオケがある。Webで調べると、1971年に井上さんが発明したと書いてある。全世界に広まったカラオケであるが、チン州ではカラオケの看板は見かけなかった。

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年末から年初にかけてチン州にて過ごした。多くの人がクリスマスの日に着飾って教会に訪れる。教会の前には、わらぶき屋根の小屋が作られて、キリストが誕生した時の様子が展示されている。  「Merry Christmas」と飾られ、サンタクロースの靴下が吊り下げられている。クリスマスの花といえば、赤い花弁のポインセチアがクリスマスツリーの周りに飾られるが、チン州ではそこかしこにポインセチアが自生しているので飾ることはなく、珍しい花ではない。ポインセチアをクリスマスの定番の花とした人は、世界経済に大きな貢献をした。ミャンマーでクリスマスの花として定着させれば、ヤンゴンで大きな需要が生まれるのではと思った。

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松の木の飾りがある。この地域一帯の山は松林で、松が沢山ある。この会場では近所のおばさん、おじさんが静かなダンスを踊っていた。 ヤンゴンでは少数派となるキリスト教だが、ゴスペルを聴くことはあまりない。友人の日本語学校の寄宿舎でカチン州出身者のゴスペルを聴く機会があった。彼女らもキリスト教信者である。 ゴスペルは、奴隷としてアメリカ大陸に連行されたアフリカ人が、独自の言語・宗教などを剥奪され、救いを与えるゴスペル(福音)と出会い賛美歌を歌うようになったそうだ。チン州、カチン州の山間部にキリスト教が根付いた背景にも、迫害の歴史があったのか、山里を離れた辺境の場所にあう静かな歌である。   久しぶりに、合唱の歌を聴いた。天険の山の中、風の音と歌声が混じり心の中までしみ通る歌であった。

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