街│新連載 第7回 「タウンシップを徘徊する」

大使館や重要施設が集まり、富裕層の邸宅が立ち並ぶセレブのエリア 土地価格も高騰し、ヤンゴンの“赤坂、麻布”のエッセンスが漂う Bahan Township バハン・タウンシップ

 ヤンゴンでは2番目に大きなタウンシップだ。「Bahan」という言葉は“黄色い土”という意味を持ち、その昔は、このあたりから硫黄が産出されたことでそう命名された、という説が残っている。コンバウン王朝時代の詩人Salay U Pone Nyaは、『Bahanへの旅』という長い詩を作った。そのため、Bahanはほかのタウンシップよりも人々の印象が深いとも言われる。

 ミャンマーの至宝であるShwedagonパゴダは、このタウンシップに位置しているが、パゴダの周辺には大小の僧院が点在しており、住民たちは僧侶からの依頼で制作するローブや僧衣、仏具などの仕事で生計を立てている人も少なくないという。面積的にも広いタウンシップであり、日本、韓国、UAEなどの大使館をはじめ、特許事務所、検閲事務所、映画会社の本社などもあり、外国人の姿が多いのもこのタウンシップの特色といえよう。  アウンサン将軍の邸宅(現在は博物館)もこのタウンシップにあり、幼少のころの現Aスーチー国家顧問の部屋も公開されている。またNLD政党の本部もここにある。そうした場所であるため、タウンシップ内の土地価格は非常に高騰しており、ミャンマーの富裕層が住むShweTaungKyar 通り、University Avnue 通り、と Inya通りは有名だ。  主要道路やこれに繋がる道が多いため、アクセスもいい。現在多くの住宅プロジェクトが進行中で、外国人投資家にもいち目置かれるエリアでもある。

110 年前に資産家が建立、 寄贈した有名な寝仏像 チャウタジー・パゴダ ChaukHtatGyi Pagoda

 Shwegondai道路沿いで、NgarHtatGyiパゴダの斜め前に位置している。巨大な寝仏像で知られているが、入門して5分ほど歩くと、MaharsiShweminwon  という仏教瞑想館も見学できる。仏像の創設はSarBoTharという資産家が資材を投じて1907年2月17日に建立した。彼はこのあたりの土地約4,25エーカーを当時の金額で1万4200Ks(約1350円)で購入し、寝仏像を建てて寄贈した。  ここはヤンゴンでも特に有名なパゴダの一つで、もちろん歴史的な遺産としても保護されている。寝仏像の高さは66mで、Shwedagonパゴダとともに、外国人観光客が必ず訪れる場所でもある。特にタイ人が多いという。  この寝仏像は見る角度によって目の表情が変わり、とてもユニークだ。拝観料はローカルが無料、外国人は3000Ks。朝5時から午後9時まで拝観できる、

将軍の無念さが偲ばれる歴史的遺産 アウンサン将軍博物館 Bogyoke Aung San Museum

 BogyokePyatike通りにあり、文化省の管轄になるメモリアルミュージアムの一つである。1960年1月1日に国立博物館となり、1962年7月19日から将軍の命日である殉教者の日に、1週間にわたって特別公開される。現在は、月曜日と指定休暇のほかは公開中である。  アウンサン将軍が殉死する前まで居住して いた家なので、ミャンマーの歴史にとっても重要な場所といえる。入場料はローカルは無料だが、外国人は3000Ksが必要だ。

Bahan の魅力的なスポットを紹介!

 1993年に創業した老舗。ローカルのアーテイストの作品を、世界に広めたいと願うオーナーの希望でオープンした。購入者は欧米人がほとんどで、価格は500ドル~15000ドルの絵画が展示販売されている。オーナー自身も著名な画家で、趣味でピュー時代のアンティークなども集めているという。気軽に閲覧できるのも魅力だ。 電話番号 : (01)542560, (09)5011323 住所 : 113/3b,Kaba Aye Pagoda Rd, Bahan.  2007年にオープンした彫刻品の専門店。支店はない。価格帯は1万ks~70万ks。オーダーも受け付けており、8~10cmサイズまでは1万ks程度だ。ビャクダンも売っている。欧米系の顧客が多く、企業からの注文も少なくないという。 電話 :09-73079083 住所 :No.48, Oak Rd, Shwe Da Gon Pagoda East Wing, Bahan Tsp.

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