第5回 南部ゆるゆるコラム

現地人が憩う海岸でほっこりタイムはいかが? ~朝のお散歩コース人気No.1の景色を想う回~

 突然ですが…著者は諸事情により現在ベイを離れているので、今回は回想コラムです。(※「ゆるゆる」コラムなので許してね♡)  さて…ベイに一度でも来たことのある人がこの地名を聞いて、まず思い出すのはどんな景色でしょうか?私がベイでの生活に思いを馳せるとき、真っ先に脳裏に浮かぶのは海辺の景色です。  パトー・パテッ島(双子島)と呼ばれるひょうたん型の島が目の前にあって、そこに優しい表情の涅槃仏がベイを見守るように横たわっている海辺の景色は、ベイに住んでいる人なら誰でも毎日目にする当たり前の風景。西側に海を臨むガンナーラン(海沿いの道)に行けば、海に沈む美しい夕日を見ることができます。また、田舎町のベイには豪華絢爛なビル群の夜景は無いけれど、暗くなると真っ黒な海に無数に浮かんだ満艦飾のイカ釣り船がキラキラと光りながら沖へ出ていく様子が見られて、うっとりするほどキレイ♡まぁ正体は漁船なんだけど、これもまたベイらしくてロマンチックな夜景です♡  早朝に家族と散歩する時も、夕方にふと独り静かにたそがれたい時も、夜の闇に紛れて恋人と木陰でイチャつきたい時も、何ともなしにただ知人と集まってたむろしたい時も、とにかくベイの人たちは皆こぞってこのガンナーランにやってきます。昔から海という自然に寄り添って発展してきたこの小さな町では、いつも当たり前のように人々の生活の中心に海があるんです。  たとえば、太陽が薄く昇り始めたばかりの爽やかな早朝のひと時――私を含む運動不足気味の弊社スタッフはよくこの海辺の通りを散歩したのですが、まだ世間が寝ぼけて布団の中でまどろんでいるこんな時間にも、海辺には色んな人が集まります。ブランド物のスポーツウェアを着たお金持ちの中華系の人達が集団でストレッチしていたり、その近くで割り箸のように痩せた子供達がボロボロのTシャツと短パンという貧しい身なりで歩道の柵にぶら下がって海をぼんやり眺めていたり。そしてその横を、一般庶民である私達がテキトーな普段着でキャッキャ騒ぎながら通っていくわけです。  スポーティな格好で運動している中華系の人達は、地価の高い海辺に住居や店を構えるいわば「ベイ上流階級」の人達で、かたやボロ着に身を包んだ子供達は、夜になると海辺に並ぶレストランを廻って酔っ払い相手に物乞いをしたり茹でウズラの卵を売って親の生計を助けて暮らしています。全く生きる世界の違う皆だけど、誰の目に映る海も同じように雄大で、優しい海風を平等に靡かせていて…お金持ちもそうじゃない人も、医者も病人も、若者も年寄りも、同じ海を見て同じように「綺麗だなぁ」って思える。それってすごく素敵なことだと思いませんか?  私が思い出す「ベイ」は、この静かな朝と情熱的な夕暮れの海辺です。この景色には本当に心が洗われるので、皆さんもベイにご滞在の際はぜひ海風に吹かれながらお散歩してみて!きっとあなたがベイを思い出すとき、その時に見た景色はあなたの胸をじんわり温めるはずです。

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