タトゥーをアートの領域まで高める彫師の執念

 Aung Swe Ooの通名はA.S.Oで、まだ26歳の若さながらその業界では知られた人だ。彼はシンガポールで開催された国際的なタトゥーコンテストInk Showで2つの最優秀賞を受賞した。

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     Aung Swe Ooの通名はA.S.Oで、まだ26歳の若さながらその業界では知られた人だ。彼はシンガポールで開催された国際的なタトゥーコンテストInk Showで2つの最優秀賞を受賞した。
     そして努力し、タトゥーサロンを所有するまでになった。彼のプロとしてのキャリアステージは、彼が自身のスタジオを開いた2015年に本格的に始まった。彼が妻と会ったのも同じ年だった。
     初めは苦労した。彼がタトゥーの道具を持って家を出ると言ったときが、最も辛い時期だった。彼の両親は入れ墨は邪悪と考え、また一般社会で厳格な会社では歓迎されないことを知った。しかし彼は誰かのハードな生活の刻印になると考え、自信を持って競技に入ることを自覚した。
     「今日のベスト」と名付けられた2016年の地元のコンテストで、伝統的な錬金術師を描いた作品で優勝し、最初の栄冠に輝いた。勝利は励みになった。そして自分が正しい決断をしたと考えた。彼は自分自身を知ってもらうために、シンガポールの競技会では、ハリーポッターのテーマを選んだ。 
     コンテストに出す作品は長い製作期間が要る。3ヶ月以上はかかり、競技会が近づくと、不眠不休になるという。彼のハリーポッターの入れ墨のモチーフを示すビデオは、フィリピンの入れ墨サイトによってにアップされ、現在1700万ビューを得たという。
     入れ墨師の苦労は作品制作だけではなく、正しいモデルを見つけることでもあるという。彫師は理髪師のように考える必要がある、とA.S.Oは言った。「特定の髪型と顔の間には互換性があります。それはその人の体と入れ墨の関係にも言えるという。
     コミットメントも重要だ。モデルが見つかったら、数十時間、場合によっては数百時間座っている必要があり、これが人々のスケジュールに負担をかける可能性がある。芸術家は彼らをやる気にさせ続ける必要がある。モデルの動機付けてを確実にしておくことの1つは、無料で彫るということだという。
     しかし彫師はコンテストに参加するためには、ブース、イベントへの費用や交通、宿泊費などの資金が必要になる。ASEANレベルの協議会で優勝しても金銭的な見返りはないからだ。彫師の妻は芸術性を愛している。それはA.S.Oの妻にも当てはまる。しかし、その妻でも彼女の太ももの上に入れ墨を彫ることを許すだけだ。女性にとって、スキンアートを露出させるのは、支払うべき社会的代償がまだ大きいのだという。
     彼は今6月に競技会を開く準備をしている。彼の情熱は少しも衰えてはいないが、仕事から来るストレス症候群で苦しんでいる。背中に激痛が走ることもあるが、それでも彼は競争の機会を逃さない。そして顧客がいる限りパフォーマンスを続けていくという。

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