在住邦人の心を和ませてくれる「若松亭あなご」の高座再び 第2回の「神戸屋寄席」に定員オーバーの聴衆が詰めかける

「若松亭あなご」――。最近ヤンゴンでこの噺家がヤンゴンの街を賑わしている。このお方が高座を務める焼肉レストランでの「神戸屋寄席」が盛況である。

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     「若松亭あなご」――。最近ヤンゴンでこの噺家がヤンゴンの街を賑わしている。このお方が高座を務める焼肉レストランでの「神戸屋寄席」が盛況である。
     娯楽の少ないヤンゴンではやはり日本の落語は懐かしくもあり、日本ではあまり落語を聴かない向きも、ここでは皆腹を抱えて笑っている。
     去る5月の第1回に続き、先月22日に第2回目の寄席が開催された。今回は昼夜2回の高座にも関わらず、夜の部では激しい雨の中30人の定員を超える方々がやってきた。
     このあなごさん、実はアマチュアである。愛知県多治見市出身の彼は、若いころから名古屋の雷門幸福師匠のもとで、仕事の合間を縫って修業していた。プロの高座経験はないが、神戸屋寄席での噺家ぶりは実に堂に入ったものである。この夜は2つの演題を披露し、後半の「ちりとてしゃん」は、知ったかぶりする友人に長崎の珍味といって腐った豆腐を食べさせる話だが、最後に落ちがついて久々に真から笑えた。
     時たま日本の伝統芸能を聞くと素晴らしいと思う。あなごさんこと増井健介さんは、すでに持ちネタが10題ほどあるというが、今後も機会あるごとに披露していくそうだ。
     今年の10月頃には、師匠の雷門幸福師匠をヤンゴンに招いて、ホールを借りて有料の高座を開くプランもあるという。実現には皆様の参加が必要だが、真から落語に惚れ、ヤンゴン在住邦人の心を和ませてくれるあなご師匠の高座をぜひ応援したいものだ。

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