◎第1回 南部ゆるゆるコラム

「南部の町「Myeik」ってホントは何て読むの? ~ここでハッキリさせようぜスペシャル~」

目次

     ヤンゴンプレスをお読みになっている皆様、はじめまして!私は、ミャンマー南部にある「Myeik」という”名前は聞いたことあるけど行ったことないミャンマーの町No.1“な田舎町で旅行会社をやっている花澤と申します♡もっとたくさんの人にMyeikについて知って欲しいなと思っていたら、なんとヤンゴンプレス編集長の栗原さんから直々にオファーをいただき、このコラム欄を任せていただけることに!キャー♡
     「えっ、ミャンマー南部って…あんな細長いところに何があるって言うの?」と小首をかしげているそこのアナタにも、ベイや南部の魅力をじゃんじゃんお伝えできればと思います♡
     ところで、皆さんはこの町の正しい呼び方をご存知ですか?「Myeik」って普通に読んだらどう考えても「ミェイク」だと思うんだけど、実際に一番よく呼ばれているのは「ベイ」です。その辺にいるミャンマー人に聞いても「ベイ」って言うし、google先生を見ても「ベイ」って書いてあります。・・・イヤちょっと待て、どこがベイだよ!頭文字「M」じゃねーか!!と思わずツッコみたくなりますが、とにかく正しい発音は「ベイッ」です。マジで意味不明ですが、実はこれにはちゃんと理由があるんです。
     その昔、今のコータウン(現在のミャンマー最南端の町)がまだ町として栄えていなかった時代、ミャンマーの最南端の町は今のベイでした。そのため、「一番端っこ、終着地、最後」という意味であるミャンマー語の「ဘိတ္(ベイッ)」と呼ばれるようになったのです。
     このように、一番古い歴史からきている本当の地名は「ベイッ」なのですが、タイ人からはタイ王国が占領していた頃の呼び名である「ม/ マリッ」、イギリス植民地時代には「Mergui/ メルギー」、第二次世界大戦中の日本軍からは「マグイ」と呼ばれ・・・最終的には、イギリス植民地時代の呼び名に似せて「Myeik」という表記が定着しましたが、現地の人はミャンマー語での本来の呼び名である「ベイ」を貫き通した結果、今のような分かりづらい地名になっちゃった、というワケなんです。
     だけど…色んな国に蹂躙(じゅうりん)され、色んな国の好きなように呼ばれてきた悲しい歴史のある町が、こうして自由になった今は自分たちの言語で堂々とこの町を「ベイ」と呼んでいるって――
     なんだか少し、素敵な話だと思いませんか?

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