◎古くから銀の伝統工芸品を製作している工房を訪ねる AungKyawOo Silverware Shop 「アウン・チョー・ウー銀製品専門店」

「伝統芸術はいつまでも継承していってほしいものです」 オーナーのDaw Khin Myo Myintさんに聞く

目次

この仕事で大変なことは、まず材料ですね。以前よりは入手しやすくなりましたが、純銀だけを使う店として、銀塊の原材料を手に入れることはまだ苦労します。金を掘出するときに付随してくる銀を買うのが通常の入手方法でです。経験豊富な職人を養成していくのも大変です。私どもでは銀を使って、飾り物から日常品までなんでも作れます。うちの工房は現在スタッフが50人います。指導できる優秀な職人は20人くらいです。私は結婚してから親が定めたこの仕事を受け継いでいますが、徐々に興味が湧いてきました。この伝統芸術が消え去ることが無いように思うようになりました。祖父から父へ、父から今の私、私から子孫へ、そういう形で続けてきています。時代が変わってきていますから、自分の子供たちが\この仕事に興味持ってくれるかどうかが不安です(笑)。政府などの支援はまだありません。銀職人の養成学校やコースなどを開いて、保存していくべきではないかと考えていますよ。ほかの国にも銀の製品ありますが、制作方法や伝統的な習慣によって、模様が異なります。例えば、仏教伝説のヤマ―物語でも、タイ人が理解する部分とミャンマー人がわかる視点が違いますので、その製品の出来上がりも全然異なってきます。ただ、ミャンマーの製品は全く機械を使わず、すべて手作り作業である点に誇りを持っています。
 この伝統技術を継承させていくとはいっても、昔の人と今の人はセンスが異なりますから、その個性や技法にも差が出てしまいます。かなり前から弟子として連れてこられ、今はもう立派な先生になった職人もいます。
うちは常連客が多いですよ。最近、銀器に入れた水を飲むと健康にいいという話が流行ってますので、最近は水入れや、銀器の注文がすごく増えています。銀は毒素に対し敏感な反応を示すことでも知られています。よく売れている製品としては、竪琴、僧院用お弁当箱などの銀器が人気です。トレー、宝石箱、花瓶などがもよく注文があります。また、抗菌グッズとしても人気なんですよ。値段は種類によって異なります。銀の当日レートに基づいて決めています。最近は銀の絵も流行ってきています。この伝統は決して消滅させたくないです。できる限り守って続けていってほしいと願っていますね。輸出の相談なども来ていますので、販路を広げていくことも考えています。
ご興味、関心ある方は下記の住所までお問合せください。
AungKyawOo Silverware Shop
No.450,TheinPhyu Road, MingalarTaungNyunt Township , Yangon.
(01)394890、(09)5020811、(09)5034785

銀器の作り方概要(シルバーコップの作り方概要)

銀貨100枚入りのカップ(幅9ft、縦5ft)の作り方を見学した。一つの商品を作るには、2人の技術者が要る。まず形の作成者と、花模様の職人たちが2工程で行う。
 最初は形を造る、そして形が出来上がるまで内面を掘る。外側に彫刻のように見える模様は、は内面の型作りによって浮き出るようになる。
 そのあとは、花模様の工程へ。絵は仏教説話の505編の中から選ぶ場合が多い。花模様や動物模様もあれば、物語を十分に表すデザインがよく依頼されるという。人形や模様の形がきちんと固まったら冷やす。そのあとに描く。内面から花模様を描く。その後絵の膨らみをチェックする。また、絵が外側に膨らんできたら厚さをチェックする。3回検査して、必要なところを補充修正する。商品になるまでの段階に
なったら、今後は外側の絵を加工していく。
 形の作成者に戻して、口の周りを加工してもらう。細かくチェックしてから、銅のブラシで磨いてカラーアップする。内面は銀色のままにしておく。光を調整して乾かす。

Tags
Show More