◎第5回 テリー先生ヤンゴン滞在記 インド洋で遊ぶ

1月30日の中国のお正月に合わせて、タイに留学している知り合いの日本人学生をミャンマーに呼んだ。

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    1月30日の中国のお正月に合わせて、タイに留学している知り合いの日本人学生をミャンマーに呼んだ。丁度、私の友人のハン君が10数人の友人とバスを借り切り西海岸の「Ngwe Saung Beach」へ行くというので、便乗させてもらうことにした。
    このビーチは昨年の12月号でご紹介したが、今回はパート2として、まだ知られてはいないエリアをお伝えしたい。しかし、旧正月のこの時期は混んでいたので、宿は友人である地元レストラン『ジャスミン』のオーナーの伝手で、1泊40ドルをとってもらった。ハン君たちは「Bay of Bangal」、通称BOBと呼ばれる1泊150ドルの高級リゾートを予約していた。ハイシーズンだけにこれが正解であろう。今回は、海岸遊びのために、日本からカヌー2隻を持参した。とはいってもゴムボートのような代物だ。レストラン『ジャスミン』のオーナーが所有する船で沖合いにある「Bird Island」をめざす。前回は孤独だったが、今回は総勢15人。波が高いので船酔いが心配だったが無事に到着。学生たちを連れて島の最高峰(標高100m)に上る。予想通り青い海原が一望でき最高の眺めだ。ちなみに島には洞窟があり、どうやら地元の方が燕の巣をビジネスにしているようだった。 

    山を下ると、猟師がロブスターを焼いていた。芳ばしい香りに近づいてみると中国人グループがおいしそうに食べていたので、我々も仲間に入れてもらう。彼らは中国製だが、わさび持参だ。醤油で食べるロブスターは新鮮で絶品、感動。

    翌日はNgwe SaungからオートバイでSinmaに向かう。波打ち際をツーリングしていると、地引き網を引いている光景が目に入ったので近寄るとなんと船を引き上げる作業だった。魚を見れなくて残念だったが、気をとりなおして再びバイクにまたがる。Sinma へ行くまでには川が数本流れている。山から10数キロと近いので水は清流である。しかし、バイクは川を渡れない。だがフェリーがあった。それも手で網を引く方式で、300Ks(約30円)Sinma は漁村である。沖には岩礁と防波堤があり、船の停泊もできる。お腹がすいたので、海辺のレストランで「海鮮チャーハン」を食べる。千Ks(約100円)だが、お世辞抜きにうまい。
    道路は砂地で道幅も狭く、バイクでもすれ違うのがやっとだ。途中川が何ヶ所かあるが、橋は木製で車は危険。やや緊張感が学生たちにも走る。

    帰り際に、ヨットクラブに寄ることにした。昨年12月に行われたSEA GAMESでは、ヨット競技が行われたが、ここはマリーナ形式の宿泊施設にもなっている。昨年のオープンで、施設は最高だが、ここまでのアクセスが問題なのと、周囲にレストランがないのが難点。宿泊代もオーシャンフロントが300米ドルで、山側でも150ドルだそうだ。しかし、節約したいのならば、テント村が残されており、格安料金で泊まれそうだ。海は人の気配がない。食事もホテルしかないので、ちょっとさびしい感じがする。再び、Ngwe Saung Beach に戻る。波打ち際ばかり走ったので、海水を浴びてバイクが故障。しかし。地元の方がプラグを外して海水を拭く。これでOKだ。じつに手慣れたものだ。今回の旅は、タイから来た学生たちにとっても、いい思い出ができたのではないかと思った。

    <テリー先生>
    本名宮川照男。1949年、平塚市生まれ。早大理工学部卒業後、山武ハネウエル(株)入社。
    1988~1992年、同社米国駐在所長を経て独立。野菜工場設備会社(有)アイエスエス設立。スプラウト栽培を日本に紹介、普及させる。その後、東海大学湘南キャンパス、チャレンジセンター特任職員として「ものつくり」「環境キャラバン隊」などを指導。2012年退官し、2013年5月より、ヤンゴンにて農業視察、調査を開始。
    Yezin Agricultural 大学の学長らと、ミャンマー農業支援について討議を重ね、現在、同大学とヤンゴンのElephant Seed 会社と種子生産についての技術提携を計画中。小型飛行機操縦士免許取得。

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