◎発見│ミャンマーの観光スポット 「ミャンマー南部のリゾートアイランドへの玄関口」 外国人観光客にも注目を浴びる港町の魅力 ベイ Myeik 

 ベイはミャンマー南部のタニンターリー管区の港町である。海軍施設も多いことから1997年までは外国人の立ち入りは禁止されていた。この国では非常に重要な町のひとつだったのだ。しかしアンダマン海に面した人口約70万のこの町は、美しいメルギーの島々に囲まれ、ここ数年は外国人にも徐々に門戸が解放され、欧米からの観光客が増えてきている。そこで今月号と12月号では、このベイの町とメルギーの島々の魅力をたっぷり紹介しよう。

目次

ベイへ訪問時の注意点

ベイは824もの島が点在するメルギー諸島へのゲートタウンだ。しかし海軍の重要施設があり、Sea Gipsyと呼ばれる先住民族のサロン族も居住しているため、現在でも観光に際しても多少の制限が敷かれている。しかも未だに200の島々は手つかず、未開拓のままだという。
 ベイを訪れる際には外国人観光客は必ず15日前までにベイの観光署に届け出をし、許可を得なければならない。また電動の釣り具などの使用を許可していない島もある。島々への観光は問題ないが、宿泊を禁止している場所や外国人立ち入り禁止の島もあるので、地元の旅行社のアドバイスは重要だろう。ビルマ語表記はMyeik(メイク)と書くが、発音はベイとなるので注意を。

ベイの町を歩く

ヤンゴンから朝7時30分の直行便に乗ると8時10分にはベイに着く。バスなら15時間かかるが飛行機はさすがに早い。宿泊先の「Eain Taw Phyu」ホテルの迎えのリムジンバスが待っていた。10分ほどでホテルに到着。気候はヤンゴンとさほど変わらない。
 ホテルで少々休憩して、まずは海に面して横たわる有名な海上寝仏像の「ShweThar Laung」パゴダへ向かう。ボートで15分。仏像のご身体内が建物になっており、意外な大きさに驚く。ミャンマーでは「舟は降りるときに注意、馬は上がるとき注意」ということわざを思い出した。上陸するときには注意が必要だ。パゴダまでの船賃は一人2千Ks。パゴダの裏側の島へは外国人の立入禁止区域だ。そのあとは、もう一つよく知られている「Thein Taw Gyi」 パゴダへ向かう。小さな町だから15分ぐらいだ。ここはミンドン王の時代に建設され、当時は「Ma Rickマリック」(馬を結ぶ場所という意味)と呼ばれた。その呼び名が変化してこの地方の方言のメイク(Myeik)になり、ビルマ語の発音ではベイ(最後またはビルマ領域の最後という意味)と定められた。ベイは港町で漁港としても長らく繁栄していたため、早朝の魚市場を見学するのもいい。漁から帰還した漁船が港に横付けされ、その前の市場では獲れたての新鮮な魚介類が並ぶ。それを目当てにやってくる商人たちで、市場は活況を見せる。アンダマン海で獲れた魚を直接売買する市場はIn Lay Myaing区にあり、周辺には魚粉加工工場や冷凍工場などもある。
 カンナー通りにある「ツバメ巣」を採集する場所にも行ってみた。何と家の中に中華料理や栄養剤などで高価な素材となるツバメの巣があった。10年くらい前にツバメが自然に巣を作ってしまったのだという。ここではツバメ巣のエキスも販売されており、4500ks~から買える。ただし見学だけでも外国人は1$の入場料がいる。ミャンマー人は無料だ。「Sa Par Shwe War 」通りにある第二次世界大戦で亡くなられた日本兵の戦没者墓地に藻も立ち寄ってみた。手入れがあまり行き届いておらず、少し残念な気がした。
 名産のカシューナッツ工場も見学した。タニンダーリー周辺のカシューナッツは、加工されてヤンゴンやコータウンなどに送られている。お土産に4500ks~から買える。
 他にもし時間に余裕があれば、船舶造船工場、蟹の生産加工工場など、他では余り見れない面白いスポットもある。
 ベイの魅力は、やはりエメラルドブルーの海を背景にした美しい景観である。その眺望で有名な場所が「Paw Taw Mu」 パゴダや「The Inn Gu」 パゴダだ。前者はゴルフ場と近接しているため、豊かな緑が目に優しく、広々としている。またもう少しワイルドな気分に浸りたければ森林のなかにある「The In Gu」 パゴダまで足をのばしたい。
 今回はメルギー諸島へのゲートタウンのベイの魅力を紹介した。次号では俗に、“Virgin Island” と呼ばれるピュアーなメルギー諸島の島々を紹介し、マリンンレジャーを中心にその魅力をお伝えしよう。

<ベイの総合案内>

●ベイの飲食、お土産
 外国人が心配なのは食事だが、ベイでは「Kat Kyay Kite」という麺料理はお勧めだ。スパイシー味もあるので注文時に注意が必要。Kyaung通り にある「U Maung Win」 がこ麺の有名店だ。シーフードならカンナー通りの「Shwe Yar Su ,Pin Lel May」がいい。夜間のみ営業だが、ローカル、外国人客にも人気が高い。ビルマ料理ならBo Yone通り の「Pan In Gyinn」 や「Yadanar Oo」などの人気店がある。
 「Seint Nge」 市場近くにある「YYACoffe Shop」もある。「Mont Cho」というローカルのスウィーツも一度試食を勧めたい。南国でヤシの木が多い港町だから、ヤシの実を素材にした食べ物も多く、ベイのお土産なら黒餅、ヤシの実、砂糖を素材にした「Mont Ka Lel Me」が良く知られている。
 他に土産なら干し魚、干しエビ、発酵したエビペースト(Ngapi)などを売る海産物店も立ち並び、海藻やドリアンのジャムなども意が名人気に。またそうした店に混じって真珠を売るお店もある。

●ベイの宿泊施設
 宿泊施設も年々充実してきている。まず町
の中心からわりと近い、リゾート感があふれる「Eain Taw Phyu」ホテル(案内別掲示)がお勧め。町の中心部にある「Grand Jade 」はビジネスマンに人気。料金は50$~。
 おしゃれな雰囲気の大きなプールがある「Pearl Laguna Resort」も外国人にはいい。予算的に節約したければ「White Pearl」や「Dolphin」といった ゲストハウスもある。他に「Mya See Sain」「Golden Star」「Mergui」「J&J」「Golden Sky」など、外国人にも推薦できる手ごろなホテルが揃っている。

●ベイへの交通案内
①バスルート 
マンダラミン社  電話:0973231000
ヤンゴン~15:30時出発→翌朝11:00
ベイに到着 普通車 23500ks
ヤンゴン~16:00時出発→翌朝11:00
ベイに到着 スペシャル 33500ks
②航空ルート
Myanmar National Airlines
ヤンゴン~07:15時出発→08:10ベイに到着ヤンゴン~15:10時出発→17:00ベイに到着料金‐LOCAL-81000ks /86000ks
外国人-126$, 161$, 177$ 毎日運航

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