◎発見|Discovery Inle Lake  インレー湖

ミャンマーを代表する観光エリア 雄大な自然と伝統遺跡の宝庫は一見の価値あり

目次

南シャン州はよく知られたインレー湖を中心に、Htan San 洞窟、世界遺産認定予定のKakku 遺跡群、Paung Daw Oo パゴダ、In Dain 仏陀遺跡などの歴史遺産のほかに、ワイナリー、Pin Da Ya、Taung Gyiといった風光明媚な名所を擁するミャンマー有数の観光地である。今回は南シャン州に位置するミャンマーの代表的な観光地の一つである「インレー湖」を紹介したい。

面積

南北約18km、東西約5kmに広がる縦長の湖であ
る。総面積43.5平方㎞で琵琶湖の約15分の1の規模だ。透明な湖水は石灰岩質の溶解より誕生したともいわれ、最水深部は雨季には.48mにもなる。ちなみにこの湖水が隣のカヤー州に流れ込んで水力発電の水源にも利用されている。現在、浮島の畑で農業に従事しているインター族は15万人超すという。

伝統的な魅力の数々

木と竹を駆使した高床式の水上家屋に住む地元インター族の生活様式も、このインレーの風物詩のひとつで、一見の価値はある。また、この地方では舟は足で漕ぐ。漁師たちも片足を使って器用に舟を操作しながら漁をする。この立ち漕ぎの習慣は世界的にも注目を浴びている。湖上や周辺の集落では様々な仕事に就く人々がいる。浮き畑農業では主にトマト、ナス、キュウリ、トウガラシなどの野菜が栽培されるが、雨季に入ると浮き畑は水没してしまう。このため、11月ごろに種を蒔き、翌年2月以降に収穫が行われる。しかしこの浮き畑の増加がインレーの環境問題のひとつになってきたのも事実だ。インレーエリアでは稲作も重要な産業となっている。湖上の「水上マーケット」も観光ツアーの目玉のひとつだ。11月から1月までは、珍しい魚や鳥も見ることができる。山々に沈む夕日の美しさと早朝の幻想的な霧もこの地域の魅力になっている。

食文化

地元で収穫された食材を使ったインレー湖一帯の郷土料理は、一般的なシャン州のそれとは趣を異にする。発酵させた米にトマト、イモまたは魚を加えて練り合わせた料理は「Hta Min Chin」と呼ばれ、タマネギの油漬け、タマリンドのソース、コリアンダー、春タマネギなどを添える。また、土産としてはシャン族独自の食品であるペイポー「Pe Pok」(大豆を発酵させた食品で納豆に酷似)がお勧め。

湖周辺の観光見所

Maing Thauk村の朝市場、Nga Phe Chaung 寺院などは、他では見られない独特の風情と景観が味わえる。Ywar Ma村の水上マーケットも活気があり、はしけ上に立つPhaung Daw Ooパゴダのお祭りには、インレーを紹介する写真によく使われる立ち漕ぎ式のボートレースが行われる。(入場料:5ドル) 近接するインテイン(InDein)仏教遺跡群も見どころのひとつだ。In Dein へ至る道路沿いには小川が流れているが、かなり蛇行し曲線も多いので。見ていてもあきない。神秘的な雰囲気を感じるIn Dein 村の終点にあるこの仏塔群は8世紀に建立され、癒される場所といってよい。また、丘から眺める景色、新鮮な空気と風、仏舎利塔の傘につるされた鐘ののどかな音色など、自然が織りなす様々な出来事がまことに新鮮に映る。トレッキングを趣味とする方々には、本当に喜ばれるツアーとなるエリアだろう。他にAlo Daw Pauk パゴダ、In Paw Kone、Si Kon 村などでの伝統機織、刺繍工房、蓮の花を素材に使用した袈裟作り工房など、ここならではの観光スポットが少なくない。

<交通アクセス>

バスはヤンゴンからニャウンシュエへ毎日運行している。ほぼ10時間程度だ。飛行機で行く方はヤンゴンからへーホー空港まで行って、へーホーからニャウンシュエまで1時間車に乗るようになる。ニャウンシュエからインレー湖までは、またボートルートになる。インレー湖は南シャン州のほぼ中心に位置し、周りはタウンジー、Mwe Daw Kakku、カロー、ピンテヤ、Htan Sam
洞窟などの観光見所で囲まれる。次号ではハイライトをお伝えする予定だ。

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