◎ミャンマー小売り最大手シティマート創業者、 Forbesのアジアで最も影響力ある女性50人に選出

シティマートグループといえば、今やASEANの中でも知名度を増すミャンマー小売業の最大手である。

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     シティマートグループといえば、今やASEANの中でも知名度を増すミャンマー小売業の最大手である。創業は1996年。現在のCEO であるDaw Win WinTintさんが、21歳の時に小さなスーパーマーケットを立ち上げて、わずか20年余りで、「シティマート」22店、大型ショッピングセンター「オーシャン」7店、コンビニエンスストア「シティエクスプレス」52店ほか、計150店以上の商業施設を擁する一大グループに育て上げた。ちなみに昨年度の売上高は約2億ドル(約240億円)で、今や従業員数は6千人を超えた。そのCMグループの総帥である、ウインウインティンさんが、今年の経済誌フォーブスの「アジアで最も影響力のある女性50人」に選ばれたというニュースが流れた。スーチーさんには及ばぬものの、この国の女性の存在感を示した出来事ではあった。彼女は、創業前にシンガポールの専門学校で小売業の基礎とノウハウを学んだ。その後オーストラリアで会計学を学び、帰国後に事業を起こした立志伝中の女性である。同グループは昨年度から国際的な会計制度を採用。社員の評価も縁故関係を無視して、能力主義に変更したため、時代の先を行く企業体として評価されてきた。またCMグループの戦略は、高級志向の「シティマート」本体から庶民的なコンビニまで、所得層ごとにターゲットを絞った販売展開を行っている。同グループのプレミアム・ディストリビューション社(Premium Distribution Co., Ltd:本社ヤンゴン)は、食品を中心とした卸売事業を展開、ヤンゴンを中心に約500社の顧客ネットワークを持つ。そのため市場のニーズに対応させ、海外輸入品の充実と卸売・物流のオペレーションの近代化と効率化並びに冷蔵、冷凍食品の強化を推進。日本の商社双日と資本・業務提携契約を締結し、さらなるスキルアップを計った。両社の共同出資により、双日の日本及びASEAN域内でのネットワークを活かし、CMグループの卸売・物流オペレーションの近代化・効率化の実現、コールドチェーン事業の強化を図っている。ミャンマーでは昨年11月に新外国投資法が制定され、また、2015年にはAFTA(ASEAN自由貿易地域)に基づくASEAN市場の統合が控えており、ほぼすべての関税が撤廃される予定。6000万人の巨大市場を前に、卸売・物流事業の競争激化が予想される。

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